ヤマシタトモコさんの漫画 違国日記
全11巻のうちAmazonのKindle Unlimitedに1〜3巻が含まれており、そこで読んでから これは電子書籍ではなく書籍で買いたい…!と思っていたのですが、
なかなか本屋で見つけることが出来ない状況が続いており、、
ゴールデンウィークの移動で時間があったので書籍は諦めて、Kindleで一気買いしやっと読むことができました。
小説家の女性(槙生さん)と、その姪にあたり、両親を事故で失った少女(朝)の話。
そもそも、大人1人と子ども1人の共同生活を描く設定が好きなので、その時点で期待していたのですが、小説家の女性 槙生さんの物事や人との関わり方が新鮮でのめり込んでいきました。
中でも作品でたびたび書かれる、やらないことに目を向ける描写、
槙生さんが朝に日記を付けるよう勧めた時に話す、何を感じて何を感じないのか という言葉や、
朝の友人へと伝えた、誰を好きになってもならなくても… など
ちょうど最近Spotifyで聴いている "となりの雑談" というポッドキャストでも、やらないという選択をすることで選択肢が広がる(文字にするとより何を言っているのか分かりにくいですが)という話があり、
やりたくないもの 選びたくないものを、周囲から促されるまま、気を配って(いるつもりで)選ぶことで周囲からはやってくれる人だと誤認され、自らも気力 体力を消費してしまい、選択肢が狭まっていく
反対に、やりたく無いことには No と言っていくことで、周囲の扱いが変わり、選択肢が拡がっていく という内容でしたが、
ポッドキャストからの、耳から入る情報だけでは分かったような分からないような、、という状態でしたが、違国日記を読み進める中で自らの日々の選択の中で、特にやらない選択をすることで活路が見出されたり、精神的に健やかに暮らすことが出来るイメージを膨らませることが出来たように思います。
また、作品では他者の選択にも拡張し、周囲があなたに何を言わなかったのか、朝の母が日記に何を書かなかったのか と他者の洗濯を想像し推し量ることへと繋がっていきます。
本当ならばゆっくりと読み進めたい作品でしたがGW期間中に読み切りたい!と一気読みしてしまったので、また改めて読み返し、感想を追記していきたいと思います。
<違国日記(Kindle)>
https://www.amazon.co.jp/dp/B07H5V7J9L?dplnkId=7cbc4873-c648-4240-b22b-e5f6388da8eb&nodl=1
<Spotify となりの雑談>
https://open.spotify.com/show/4hxv8gX5lgmBpMkp2jasGK?si=_noBq4jhQ1-5L-SOaOrhpA